『やっぱり、それでいい。』(創元社)は、精神科医と漫画家の共著です。相手の話を聴くコツが丁寧に書かれています。カウンセリングの聴き方とも共通する点があると思いました。
それにしても、漫画家というのは、なんと自己洞察力に溢れているのかと驚きます。前回ご紹介した「キレる私をやめたい」も、漫画家の著者が自らの体験を綴っているのですが、自己洞察力の鋭さに脱帽でした。そして、漫画家は(当然ですが)絵で表現できる。鬼に金棒ですね。
ちなみに、この本の副題は「人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法」です。
毎日いつもは難しくても、ここぞという大切な話し合いの時には、こういう聴き方も良いのではないかと思います。