感情はなぜ重要か:YouTube

少し前のことになりますが、カウンセリングではなぜ感情を大切に扱うかについて投稿しました。

カウンセリングでは感情を重要だと考えます。ですからセッション中に私は「今、どんな気持ちがしますか」とよくクライエントに確認します。

なぜ感情が大切かといえば、私たちの生活に進む方向を示すレーダーがあるとすれば、それは感情だからです。

感情から離れた場所で生き続けると、感情と思考、感情と生き方の乖離が大きくなります。「それの何が問題なのか。感情には特に価値を感じていない」。そう考える人も少なくない印象があります。感情を感じた上で、感情と乖離した生き方を「選択」しているなら、それはその人の生き方なのでしょう。しかし、感情を感じることができないままに、「感情に価値を見出さない」という場合は、意識的に選択しているのではないという意味で、一度立ち止まってみるのも悪くないかもしれません。

「いや、人生は感じるよりも、むしろ考えて進むものだ。目標を設定し、そこに到達するまでの計画を立て、実行に移していくことが重要だ」。そういう考えもあるでしょう。ただ、その目標を設定する段で、感情を疎かにしてはいませんか。目標設定を誤るほど不効率なことはありません。定期的にセッションを受けることで、思考はもちろん感情までを含めて自分に向き合うスペースを確保できるという意義がカウンセリングにはあります。心理カウンセリング(サイコセラピー)では、心の課題に取り組むことも、さらなる自己成長に取り組むことも可能です。後者は一般的にはコーチング と呼ばれることが多いかもしれません。

前置きが長くなりましたが、感情がどうして重要かをわかりやすく説明している動画をみつけたので共有します。残念なのは英語である点です。現時点では日本語字幕の用意はありませんが、英語の字幕がついています。

さて、この投稿を読んでいる皆さんは、今、どんな感情を感じていますか。