(本)キレる私をやめたい

この本は、漫画家である著者が「キレる」自分に向き合い、自分への理解を深め、やがて「キレる」ことがなくなるまでの経験を描いています。

著者は、それまでも「キレる」ことをやめようと努力してきましたが、出産後に決定的なできごとがあり、本気で自分に向き合い、どうして自分はキレるのか、どうしたらキレなくなるのかを模索します。そのプロセスにおける著者の自己洞察力とそれを絵とセリフで的確に伝える表現力には脱帽です。

著者が変化することで、パートナーとの関係も変わる、そしてパートナーも変化していく様子もとても興味深いと思いました。

最後の方にゲシュタルトセラピーの実体験の場面もでてきます。私もゲシュタルト心理療法を活用するので、その意味でもご紹介したい本だと思います。