脳トレ

継続するコツ

これまでニューロン新生を促進するために、spritのレベルとbodyのレベルから、日常生活でできることをいくつかご紹介してきました。そのどれもが、「一回で即効果がわかる!驚きのメソッド」とはほぼ真逆という意味で、地味なものです。地道な努力を続けるには工夫が必要です。今回は、その工夫の仕方について2つご紹介します。

一つは、関心を持たれた項目について、ご自身でさらに調べてみることです。インターネットで検索すると情報は豊富です。例えば、脳 の仕組みや、脳の構成比で脂質がどれだけ大きな割合を占めているかなど、知れば知るほど納得感が芽生えると思います。また、瞑想をしても自分の脳の変化を日々確認することはできませんが、さまざまな研究がその効果を実証していることは、ネット検索するといろいろ出てきます。「これだけ効果があるのだ」という知識と納得感が一つのモチベーションになります。有名人が実行しているという情報も場合によっては納得感につながるかもしれません(マインドフルネスのところでビル・ゲイツについて言及したのはそのためです)。

もう一つは「無理のない範囲」で取り組む方法を見つけることです。コーヒーも緑茶もどちらもカフェインレスにすることに抵抗があれば、例えばコーヒーだけカフェインレスにする。オメガ3系脂肪酸の重要性はわかったけれど魚油のサプリメントに抵抗があれば、「肉定食と魚定食があったら魚にする」ところから始めてみるなどです。瞑想でいえば、座ってするものだけでなく、歩くもの、何かの所作とともにするもの等、いくつもあります。毎日の出勤のとき、ある信号から最寄駅までの間を歩く瞑想の時間にあてるのもその一例です。

小さな積み重ねが大きな実りにつながります。筋トレもそうですね。適度なストレスは必要だけれど過剰なストレスは却って筋肉を痛めます。少しずつ負荷を増やしていくと筋肉も大きくなる。ニューロン新生の促進もそれと一緒です。実はサイコセラピーも同じで、それぞれ「脳の筋トレ」「心の筋トレ」と言い換えられるほどです。

人間の脳は「快」に強く惹かれます。逆に、「不快」なものへ取り組むことは脳のストレスになり、続かない可能性が大きくなります。ですので、もし取り組んでも続かなかった場合には、ご自分を責めるのではなく、脳にとって「不快」だったというサインだと受け取ってみてはどうでしょうか。そして、納得感や取り組み方を見直して「快」に少し近づける工夫をしたり、他の新しいものを試してみるのも効果があると思います。ちなみに、脳を多面的に刺激するために、body-mind-heart-spiritの各レベルに働きかけるものを一つづつ取り入れることをお勧めします。

引き続き、ニューロン新生を促進するためにできることを「脳トレ」としてご紹介していく予定です。