この本は、随分前に新聞の書評欄で知りました。副題にある通り、奈良少年刑務所の少年たちの詩集です。
詩にはもちろん、そこに添えられた文章に胸を打たれます。
詩のクラスの様子についても記述があります。先生の在り方に、生徒たちの応答に、心を動かされます。
クラスの運び方には、オープンダイアローグ、エンカウンター グループといった手法に通じるものがあるように思いました。
つい最近、少年法の改正へ舵が切られました。18歳から20歳未満についても、引き続きこの詩集のように更生を目指すプログラムが実施されることを願います。