心理学あれこれ

イメージ、直感の力

イメージは直感的にものごとを捉えます。言語が論理的に物事を捉え、できるだけ正確に描写することが可能である一方で、イメージの特徴はその多義性です。例えば、「バラ」という言葉は具体的なバラを指しますが、「バラのイメージ」というと、「美しい、良い香り」といった側面や「棘がある、危険」という側面なども含まれるでしょう。

物ごとの本質をイメージ(直感)で捉えることは、日常生活でも見られます。例えば、子ど達が先生につけるあだ名も、意外に先生の本質を突いていたりします。また、子どもに親のイメージを動物で例えてもらうと、家族全体の雰囲気が想像できたりもします。

ある研修で、二人組のペアで相手のイメージを伝えるというエクササイズをしました。それぞれ、「動物、食べ物、乗り物」と「動物、飲み物、建物」という3つのイメージを話しました。その後に振り返りをした際、「それはぴったり当たっている」というイメージがお互いに複数あって、直感の凄さを体験しました。

ちなみに、私のイメージは以下でした。
動物:リス←可愛らしいところがあるので(!?)
食べ物:ペペロンチーノ←和食ではないけれど、さっぱりしている
乗り物:小田急ロマンスカー←高速の新幹線ではなく風景をゆっくり楽しむ感じ

3つのイメージでその人らしさがかなり把握できるとのことでしたが、どうでしょうか。

心理療法でイメージを活用することがあります。ユング心理学では、人間の深層から意識上に湧きあがってくるものをイメージと呼び、その背後に人間の集合無意識にある原型(アーキタイプ)の存在を想定しています。エクササイズのイメージから深層心理のイメージまで、イメージにも種類があるといいましょうか、奥深いなと思いました。

皆さんの身近な人を動物のイメージで例えると、何ですか?