セラピストの紹介

心理カウンセラー:鈴木亜希子

資格/学歴:米国大学院 臨床心理学修士

臨床心理学修士号(M.A. in Counseling Psychology) をCalifornia Institute of Integral Studies (CIIS)で取得。CIISは、トランスパーソナル心理学の分野で屈指の大学院で、難関資格であるMFT (Marriage and Family Therapist) の資格試験合格率が92%とカリフォルニア州平均(62%)大きく上回る実績のある大学院。

経歴

子どもの頃から国際協力に関心があり、大学院で国際経済学を専攻。修了後は国際機関を含め国内外の企業や組織で勤務。ある日偶然、米国の大学院カリフォルニア統合学研究所(CIIS) を知り、直感で留学を決心。充実した3年間の留学生活を経て、統合臨床心理学研究科修士号取得。その間、個人セラピーを2年間(100時間超)受ける※。

プラクティカム(臨床実習)では、子ども及び保護者に対するカウンセリングを実施。帰国後、東京カウンセリングスペースHiRaKu勤務。英語でのカウンセリングにも対応可能。

※ 欧米での心理カウンセラー(サイコセラピスト)の養成過程においては、訓練生が個人セラピーを受けることは最も重要な訓練の一環と考えられています。CIISでも、大学院生が有資格者(MFT)カウンセラーのクライエントとなり、週に1回、定期的に1年間のカウンセリングを受けることが必須課程でした。個人セラピーを受けることで、大学院生は実際のカウンセリングを経験的に学ぶと同時に、クライエントとして自己理解を深めることで、一層質の高いカウンセリングを提供できるようになると考えられています。

所属学会

米国心理学会(American Psychological Association, APA)
国際トラウマ解離研究学会 (International Society for the Study of Trauma and Dissociation, ISSTD)

コンサルテーションと継続的訓練

米国のセラピストおよび米国大学院で教育と訓練を受けた日本人セラピストと、定期的なコンサルテーションを実施✴︎。また、海外と日本国内のトレーニングに参加し、自己研鑽を継続。

✴︎ コンサルテーションによって他の専門家の視点を入れることにより、プロセスの風通しを良くしサービスの質の向上が可能になるため、米国では、サイコセラピストはその経験量にかかわらず必ずコンサルテーションを受けるように教育されます。

メデイア

2021年5月:ラジオNIKKEIにて「心理カウンセリング と心の健康」をテーマに4回にわたり出演

アプローチ:理論と技法

東京カウンセリングスペースHiRaKuでは、思考、感情、身体の全体からアプローチする統合心理療法 (Integrative psychotherapy)により、クライエントごとに最適な技法を用いてカウンセリングを進めていきます。

・来談者中心療法/実存主義的心理療法
・精神分析的心理療法/関係性心理療法

主なアプローチ:ゲシュタルト療法ハコミ療法、サイコシンセシス 、家族療法認知行動療法、マインドフルネス、フラッシュ・テクニックなど

カウンセラーからのメッセージ

私がカウンセリングで一番大切にしているのは、クライエントが自由で守られていると感じられる場を整えることです。プライバシーが確保された空間であることや守秘義務の遵守はもちろんですが、一番大切なのは、カウンセラー(セラピスト)との関係性に対して、クライエントが安心や信頼を感じられることだと思います。そのためには、カウンセラーが自らの在り方を整えることが重要になります。カウンセラーは、クライエントの自己探究のプロセスに伴走しながら、クライエントとのキャッチボールの相手や、クライエントを映し出す鏡のような役割などもします。ボールを真っ直ぐに返すためにも、また歪みなくクライエントを映し出すためにも、カウンセラーが自らの在り方を内省することは欠かせません。日常的に「今、ここ」の自分の状態に意識を向けることや、未完了の課題があると感じた時には個人セラピーを受けることなどを実践しながら、日々弛まず研鑽に励みたいと思います。